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ヨーロッパ最大ティアハイム、動物福祉の心を学ぶ4

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出典:TierschutzBerlin

もしそのような時に、終生飼養だから代わりの飼い主を見つけなさい、その間の面倒もしっかり見て下さいよ、、で犬は幸せでしょうか?
飼い主も苦しい状況にさらにムチを打たれ気持ちも萎えてしまうのではないでしょうか。それが自分のせいでないなら尚更です。

では仮にしばらくは施設で面倒をみます、その間にできる限りのことをして下さい。そして必ず迎えに来てください。ではどうですか?

少しだけ希望が見えてくるはずです。安心することができます。気力や気持ちの継続につながるのではないでしょうか。
例えば新しい職を早く見つけようと必死になることもできますし、新しい飼い主をかけずりまわって探すこともできます。

極端なグレーゾーンの例を出しましたが、そう考えるとグレーゾーンのまま容認することが良いということも頷けます。ただ、かつての日本は別の意味でそうでした。

グレーゾーンを長く容認し続ければ、今度はそれが甘えや怠惰につながり再び悪い歴史を繰り返してしまうからです。
だから殺処分頭数も今と比べて5倍以上の数十万頭にも及んでいた。

しかし今は違います。法改正により保健所や自治体が変わりつつあることを伺ったうえで、今だからこそ京子・アルシャーさんがいうグレーゾーンについてもう少し深く掘り下げ、今の日本の日本人のための、飼い主のいない犬たち動物たちのために合った独自のカタチへと変化させ動物福祉を広めていく必要があるのではないでしょうか。

犬たちにとって一番大事なもの

当然のこと法律や規則で誰一人不満なく公平なルールを作ることは非常に難しく不可能でしょう。であれば大勢の個人が同じ方向を向いていくことくらいは日本人だって絶対にできるはず。

日本もお手本にしたい施設として注目されているティアハイム。動物福祉の心、それは施設そのものの大きさや衛生的で犬たちに快適な生活を与えるなど目に見えることではなく、人の思い遣りや気持ちから始まるものではないでしょうか。

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出典:dog actually

「(素晴らしい環境で暮らせる)ティアハイムの犬は幸せね、という人がいますが、私はそうは思いません。世話してくれる人はいますが、飼い主はいないからです。もしもドイツのティアハイムにいる犬の方が、日本の平均的な飼い犬よりも幸せだと言うなら、それは違います。
ティアハイムは、犬たちの楽園ではありません。5つの自由を与えられるよう最大限の努力をされた素晴らしい施設ではありますが、犬たちにとっていちばん大事なものがひとつだけ欠けています。彼らが心から待っているのは、ただひとりの飼い主さんなのです。」(京子・アルシャーさん)

犬たちにとってより良い未来は、人にとっても良い未来でありたいものですね。

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出典:TierschutzBerlin

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参考文献
Onebrand
時事.com

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