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【つづき】愛犬は人命より重い、人間感情の不思議とは

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愛犬と女の子

すると精神的苦痛のレベルが一番に低かったのは被害を受けたのが「成人」の記事で、感情移入が一番高かったのは乳児となった。しかし、子犬は僅差で2位につけ、その次の成犬も子犬とさほど差はなかったという。
つまり、アールーク氏とレヴィン氏は、被害者への感情移入に関しては種別が重要であると結論づけつつも、ニュースへの反応の違いの核心は、無垢で無防備な生き物に対する私たちの特別な配慮にある、としたのです。

ふたつめの実験「愛犬と他人」どちらを助けるのか?

前項の実験を裏付けるかのようにまた別の実験が行われました。実験を行ったのは、米ジョージア・リージェンツ大学の心理学者ら。
彼らは、人はどのような状況で人命より動物の命を優先するのかを検証したのです。

まず彼らが用意したのはブレーキが効かなくなってしまったバスが人または犬に向かって暴走してくるという架空のシナリオ。実験には573人が参加し、それぞれ誰を助けるかを質問するというもの。
すると、人を助けるか犬を助けるかの決断はやはりその対象によって変わるとわかったのです。

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それにはまず、危機的状況が誰の身に降りかかっているのかが要因しているとのこと。
例えば危機的状況にあるのが外国人観光客や見知らぬ人であった場合です。
これには親友や兄弟である場合よりも、愛犬を助けると答えた参加者の割合は実に40%と高く、しかし、それを「1頭の犬」としたシナリオでは、観光客を犠牲にすると答えた参加者は14%に過ぎなかったのです。

また、もう一つ面白い結果がでています。それは男性よりも女性のほうが動物への愛情が深いというもの。このシナリオで、人ではなく犬を助けると答えた女性の割合は、実に男性の2倍近くにも及んだとのことです。

実験を通じて見えてくるもの

ここで、始めのライリーとアーフィーのニュースに戻り考えてみます。すると人は、身近な人や犬など愛着、愛玩を感じさせる一部の種には特別な感情を抱き、その他の種に対しては極めてその時の気分や状況によって態度が変わるということがわかります。

今、中国で犬を食べるという文化に世界中からの非難が集まっていますが、この問題にもつながってきます。それは彼らからしてみれば私たちが牛や豚、さらには馬なども食用にしていることと何ら変わらないことなのではないかということです。

お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志氏は「これは日本人に対する引っ掛け問題ですよ」と主張し、「これであまり言うと、クジラ・イルカのことを言われる」と推測。「われわれ日本人はここはあまり言わなくていいのかなと思うし、虐待かどうかでいうと、苦しまず残さずおいしく食べたんだったら虐待じゃないと思います」「"食べるのをやめよう"をやめさせたいなぁ」と持論を述べた。

とトーク番組で語っています。

また、ブログメディアのWIREDでも、

地球には約4万種の生き物がいると言われており、ほとんどの人は、環境哲学者クリス・ディームが言う「家の中に猫、皿の上に牛」のパラドックスと、たやすく折り合いをつけて生きているようだ。なんとも奇妙なものだ。

と伝えている通りに、私たち人間の感情は常に同じ方向に向くものでなくやはり不思議であることには間違いはないものであることが分かったのです。
こうした研究により人と犬、動物がこれからもっとより良く共生する社会にしていきたいものですね。

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