米テキサス州 盲目の子犬、飼い主の決断
アメリカテキサス州 心を暖めるエピソード!ブリーダーから迎えた子犬は盲目だった時に飼い主は?
子犬を迎える時、ブリーダーから直接購入したり優良なブリーダーから販売を委託されたペットショップやペット仲介から迎えることが確実な方法だと言われています。
しかしこれは日本では比較的最近のことで、欧米やヨーロッパなど動物愛護先進国と呼ばれる国々ではごくごくあたり前のように行われているのが実情です。
だからといってブリーダーであれば全てが良いかと言えばそうではありませんし、また、子犬が先天的に異常があるかどうかを見極めることは犬のプロフェッショナルであるブリーダーでさえ難しいことさえあります。
良い良犬質な子犬を迎えるためには慣れていない場合ではなおさら飼い主になる方もできる限り子犬を観察し、引っかかることが少しでもあれば必ず相談したり質問する勇気を持つことも大切です。
ただ良好なお取引関係を持続する上であたかも悪いと決めつけて、失礼にあたる言い方や態度は絶対にダメです。この点を良く間違える方も多いのでご注意くださいね。
アメリカテキサス州で、ある飼い主のとった行動が感動的でしたのでご紹介します。
飼い主が子犬の異常に気づいた時
出典:facebook@Booker.and.Tiberius
2匹の子犬の名前は、ブッカーとティベリウス。彼らはオーストラリアン・シェパードで同腹の兄弟です。
彼らの飼い主であるマリーさんは当時、テキサス州に住んでいました。ある時マリーさんは、子犬を飼うことを決断し、オーストラリアン・シェパードの子犬を農家から家族としてまず迎え入れたのがブッカーでした。
彼は、血統書つきで健康な子犬と聞いていたマリーさん。もちろん農家に迎えにいった時でも元気に走り回っていたため、農家でもブッカーは何ら異常がない子犬だと誰しもが思っていました。
しかし、その後マリーさんは自宅にブッカーを連れ戻った後、彼の目が見えていないことに気がついたのです。
そしてブッカーが盲目であったことにショックを受けながらも、マリーさんは再び農家を訪ねます。
それは、ブッカーを返すでもなく、怒って文句を言うのでもなく、驚いたことにブッカーのためにマリーさんは兄弟犬を一緒に迎えたいと申し出たのです。
それが、ティベリウスでした。
出典:facebook@Booker.and.Tiberius
マリーさんの行動から学びたい
それからの2匹はいつも一緒だそうです。ブッカーは音や匂いでティベリウスがどこにいるのかが分かりますし、ティベリウスはブッカーを安全に行動させてくれるのです。
そして2015年5月8日、ブッカーとティベリウスは2歳の誕生日を迎えました。
今、マリーさん一家はテキサス州からミソネタ州に移動して、ブッカーとティベリウスもとても元気な姿を見せています。
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しかし、マリーさんは農家に対してまるで怒ることもなく、代犬の提供なんてことも考えていなかったようですね。
きっと子犬を飼うと決めた瞬間からマリーさんの中で、その時すでにまだ見ぬ子犬はもう家族だったのではないでしょうか。
家族のために何ができるか、を純粋に考えてとった行動に胸を打たれます。
これから子犬を迎えられる人もいると思いますが、盲目ともなると話は大きくなりますが、見学した時より元気がなかった、何か異常を感じるなどのことはない事ではありません。
マリーさんのとった行動から私たちが少し何かを学ぶことができるなら、そのような時せめて「健康な子犬じゃなかった、騙された」と騒ぎ立てたり、怒ったりしないでまずしっかりと子犬、家族のことを考えて落ち着いた行動がとれるようにしたいですね。
出典:facebook@Booker.and.Tiberius
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